[研究室紹介]
将来の気候変動を予測する上で,大気と地表面との間の温室効果ガス交換の制御要因を理解し,地球システムモデル中の その交換過程を詳細化することが求められています.当研究室は大気と様々な地表面との間の温室効果ガス交換の研究に取り組んで います.例えば,森林は大気と二酸化炭素や水蒸気を交換していますが,その交換は日射や気温などの環境変化に応答して刻一刻と 変化しています.その交換量(フラックスと呼びます)の変化を微気象学的な観測手法を用いて野外で連続的に測定することで,交換 過程の解明を目指しています.現在,日本やアラスカの森林,湖などで観測研究を行っています.
研究のキーワード:二酸化炭素交換,メタン交換,蒸発散,地表面熱収支,微気象学,渦相関法,大気境界層,乱流輸送
[現在の主要な研究テーマ紹介]
- 湖からのメタン放出
- 高山帯ハイマツの水,二酸化炭素交換
[構成メンバー]
- 教員
- 准教授 岩田拓記(Eメールアドレス:hiwata(at)shinshu-u.ac.jp)
- 大学院生
- M1 奥西亮介
- 修士研究テーマ:
- 学部卒業研究テーマ:諏訪湖沿岸帯と大気間の二酸化炭素交換における水生植物の役割
- 卒論発表(発表要旨)
- 学部生
- 4年 品川優喜
- 研究テーマ:諏訪湖における連続メタンバブル放出地点の特定
- 4年 清水翔
- 研究テーマ:溶存酸素が浅い富栄養湖の湖底有機物分解に与える影響
- 4年 鍋山智也
- 研究テーマ:ハイマツの蒸発散分離
- 4年 丹後美優季
- 研究テーマ:未定
- 4年 廣本陽色
- 研究テーマ:未定
- 4年 吉村隆博
- 研究テーマ:未定